Future Thinking
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はじめまして、魚住 早智子 (ウオズミ サチコ)
です。
ニューヨーク市とハドソンバレーを拠点に活動する Design is Love のプリンシパルであり、教育者、アドバイザーとして多岐にわたる領域に携わっています。
私は、デザイン・リーダーシップコーチ、デザイン・イノベーション・コンサルタント、そしてインクルーシブ・デザインの提唱者として30年以上の経験があります。
デザインには、人々をつなぎ、新たな可能性を切り開き、変革をもたらす力があると確信しています。
また、ニューヨーク市のパーソンズ・スクール・オブ・デザインで客員教授として教鞭をとり、次世代のクリエイティブ・リーダーの育成にも尽力しています。
私は本質的に、創造性とパーパスに満ちたデザインを追求するデザイナーであり、ものづくりの喜びを大切にするクリエイターです。
デザインを通して、私たちは誰もが前向きで心動かされる体験を共有できる世界を築くことができると、私は信じています。
私の強みは、ビジネス、マネジメント、リサーチ、デザインを架け橋として結びつけ、一貫性があり、ユニークで、深い影響をもたらす成果を生み出すことにあります。多彩な分野に共通するテーマを見いだし、目標を設定し、実現可能で革新的な解決策を視覚化する力を備えています。
日本、アメリカ、ブラジル、ヨーロッパで培った経験は、私に独自の文化的洞察力、創造性、そしてデザインへの深い理解をもたらしました。この経験を通じて、デザインリサーチ、コンセプト開発、教育、未来研究、未来ビジョンの創造といった多様な分野で活躍してきました。
スタートアップから中小企業、グローバル企業、政府機関、教育機関に至るまで、さまざまな規模の組織との連携を続けています。
1993年から2003年まで、ニューヨーク市のパーソンズ・スクール・オブ・デザインのプロダクトデザイン学部で教鞭をとり、1999年にはニューヨークで独立したコンサルティング活動を開始しました。さらに2015年には、デザインの現場に、革新性と影響力を備えた消費者擁護の視点をもたらすことを支援するデザインの専門家集団「Brainpool」を共同設立しました。
私のデザイン作品の10点は、ニューヨークのスミソニアン協会・クーパーヒューイット国立デザイン美術館をはじめ、アメリカとヨーロッパ各地の5つのミュージアムに永久コレクションとして収蔵されています。また、私は国際的に22件の実用特許を保有しています。

日本で学んだレッスン
今日、ニューヨークでデザインに関わる仕事に携わっている私ですが、子供の頃に母がくれたアドバイスが、私のデザイン哲学に深く影響を与えたように思えてなりません。
母は、おもちゃをいくつか私に与え、「クリエイティブになりなさい。」と言いました。当時、それらは、クレヨン、スケッチブック、粘土、レゴブロック、そして1つの人形でした。
10歳になる頃、私は人形のために、服、ブーツ、バッグ、帽子、その他のアクセサリー類などを含むフルワードローブを創作しました。それを見た母は、今度は「将来デザイナーになりなさい。」と私に告げました。
幼少期の私は、毎年夏に岐阜県郡上八幡の母の実家で過ごしました。その経験は、原風景として今も私の心の中に深く刻まれています。生い茂る深い山森、溢れるばかりの空の星、氷のように冷たい澄みきったな水。すべての自然、特に森の木々は将来の世代のために育むことが大切だと母は私に教えました。これは、私の幼少期のサステイナビリティのレッスンとなりました。
大人になった私は、幼少期に学んだ「自然と人との共生」という尊いメッセージが、実は希な体験だったと気づかされました。そして私の家族歴を通して、何世紀にもわたる文化的価値観の保存と繁栄について貴重な人生の教訓を受けたのだと省みています。